登山者のブログを読んでいて共感し、自分のブログよりわかりやすい表現だと思った件です。
「1山行で3回登ります」との表現があったブログですが、その方の言いたいことは…
- 計画の時にバーチャル登山をする
- 実際に登山を行う
- 下山してきて計画通りできなかったことを省みる登山をする
と書かれていました。
まさに、本稿でもご紹介しました登山のPDCAと同じことを勧めている記事なのですが、「3回登ります」という表現がなかなか憎い。
バーチャル登山はまさに計画段階で1度と言わず何度も登りますね。
例えば、ルートを考えながら山地図を辿りながら、急なところ、岩場、鎖、梯子、痩せた尾根などの危険個所やルートの曲がり角、方向が分かりにくくなりそうな広い尾根など道迷いのポイント等、イメージしながらリスクを想像してゆきます。
アルプス系ならば、日本アルプス登山ルートガイドの核心部写真は何度も見て目に焼き付けますね。
また、最新の情報も欲しいので、ヤマレコやYamapで最新情報(危険個所、水場の出具合)も調べたりと。
なので、知名度の高い山に登るときは、バーチャルで何度も登っているので本番はデジャブ感があったりして(笑)
それでも、実際の山は低山ハイキングも高所縦走であっても、いつも集中です。
しっかり調べてきたつもりでも、危ないところがあったり、迷いそうなところがあったりするものです。
そんなところがあったら、写真を取ったり記録をして記録に上げましょう。
いつも情報をいただくばかりではなく、いただいたら発信して共有しましょう。
また、計画より時間がかかった区間や、逆に早かった区間とか、休憩時間も計画と大きくずれたりした場合は、振り返ってみて次の山行に生かしましょう。
等々、本番山行(D)の前のバーチャル登山しながら計画(P)、そして下山後の振り返り登山(C)、次の山行への活用(A)をしっかり行って安全登山をしましょう。