2024年11月に関西地区にプチ遠征に出かけた際、道の駅 「神戸フルーツフラワーパーク大沢」で車中泊して金剛山に向かうという計画を考えました。
その時、下調べをしている中でこの道の駅が最近まで「車中泊禁止」の看板が掲げられていたこと、そしてあるYoutuberが交渉した結果、「車中泊禁止が解除」になったことを知りました。
今までの認識
車中泊というとネットでは道の駅やSAなどで寝ることは原則禁止であるとの認識があるのではないでしょうか。
私自身も道の駅などは休息をとる場所なので車中で寝ることを前提として駐車することはグレーな行為であり、しかしながらトラックドライバー達が車内で寝るようなケースもあるため、管轄している国土交通省は明確に「禁止」と言わない状態が続いていると認識していました。
お役人によくある曖昧な状態を是としていることで、あえて宙ぶらりんのまま放置されているとの認識でした。
また、一部の道の駅では車中泊者の迷惑行為があったのかと思いますが、「車中泊禁止」の看板を掲げているところもあるので、車中泊前提で道の駅に停める場合は事前に「禁止されていないこと」を下調べしていました。
Youtuberによる交渉
今回の「神戸フルーツフラワーパーク大沢」ですが、従前は「車中泊禁止」の道の駅だったそうですが、YouTuberの「ニンニンさん」という方が、国土交通省と交渉した結果、2020年3月に車中泊禁止が解除となったそうです。
彼が行った論理形成や交渉経緯は彼のブログ「道の駅での車中泊」に詳細がありますので参考にしていただきたいのですが、概要としては…
- 国土交通省のHPでは「道の駅やSA/PAでの車中泊」について以下のように回答しています
「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。 - 国土交通省では車中泊がNGとは言っていない。宿泊目的の利用はNGと言っている。では、宿泊目的の利用とはどのようなことを指しているのか?…国土交通省に聞いてみた。
- 宿泊目的の利用とは…
一時的な車中泊は問題ない。ただし、道路利用が無いのにそこでの車上生活や、テントを張って泊まる行為や、トイレで寝る行為は本来の使い方ではない。
そして、- 外で調理やBBQをする
- テントやタープを張る
- トイレの水道での洗い物をする
- 電気を勝手に使う
- ゴミの不法投棄
といった行為もやめてもらいたいとの回答を得た。
- 更に、「道の駅での車中泊禁止ご遠慮と言う表現は不適切だ」という見解もいただいている。
ということでした。
道の駅の変化
「ニンニンさん」はこの神戸の道の駅のみならず、車中泊が禁止とされている全国の道の駅に対して、管轄である国交省が定義していることを説明し、禁止されていることは「宿泊目的の利用」であり、一晩程度の「車中泊」禁止されておらず、「車中泊禁止」の掲示を行うことは不適切であるとの回答を得ている旨を添えることで理解を求める活動を進めているとのことです。
その結果、今回の神戸のみならず、何らかの理由で「車中泊禁止」を掲げていた道の駅が禁止を取り下げるといった方針に変化してきているとのことでした。
新たな認識
このような活動があったことは初めて知りましたが、少なくとも道の駅等の利用について管轄する国交省から利用について明確に「一晩程度の車中泊は宿泊目的の利用に該当しない」との回答を得ていること。またそれに準じて道の駅側も変化していることを認識でき、信頼できる情報であろうとも思っています。
やや不満なのは国交省が「車中泊可」とHPに明確に書かないことですが、気に食わないことがあるとすぐに叩く風潮の世ですから書いたら書いたで波風立つのを恐れているのでしょう。
それより不満はメディアですね。それこそウェブのヒット数を稼ぎたいのでしょうが、何事も「悪者を作って世の中を煽る」のは止めてもらいたいものです。
車中泊=悪いこと…といった記事が相変わらず多いので。
最後に
今回は車中泊での利用は禁止されていないことがはっきりしてスッキリした一方、マナー的に注意しなければいけないことも再認識しました。
道の駅等は休憩したい人がいつでも利用できるようにしておかなければ、事故につながってしまうこともあるかもです。
つまり、駐車場所が無くなる混んでいるところでは車中泊を遠慮すべきだし、ごみの大量廃棄はしかるべきところで行うべきでしょうね。
今後、車中泊禁止が増えないよう、ルールやマナーを守って旅を楽しみたいものです。